カテゴリ:建築( 13 )
OMソーラー
「小坂本町のいえ」のOMソーラーが壊れてしまい、修理に行って来た。
ハンドリングボックスのダンパーの軸の取り付け部分が6年間で金属疲労で折れてしままったのだ。ダンパーボックスをメーカーに送り修理してもらい、取外し取り付けは構造が簡単なので、施主と共に自力で修理。今年は石油価格が異常なので、なんとか年内に修理完了してホッとした。
この家は夏冬通して冷暖房費がほとんどかかっていない。夏のお湯取りもできるのでずいぶんCO2削減に貢献しているハズ。
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by tukuruken | 2007-12-25 09:27 | 建築
コミ栓
丸太の梁と束をつないでいた樫のコミ栓、15ミリ角。梁が下反りして束を引っ張った結果、およそ200kgの力がコミ栓にかかり、ねじ曲げられてしまいました。しかし、コミ栓は折れる事なく、曲ったものを抜いて束とコミ栓を取り替え、簡単な修理で元通りになったのでした。
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by tukuruken | 2007-11-08 11:04 | 建築
造園
敷地にぽつりと建つ建築ほど可哀想で愛想のない風景はありません。樹があって、影があってはじめて敷地内の建築と外部の関係性が生まれて来るのだと思います。
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by tukuruken | 2007-10-31 16:37 | 建築
造園
建築と樹木はとても似ています。その場所から動く事ができない。風雨にさらされながら永い間その土地に定着して、じっと家族や周りの変化を見続けることになるのです。
車は動物で、建築は植物なのかも。
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樹木が現場に届きました。造園は「かめの森」の玉野さんにお願いしました。上の写真のがらんとした感じがどのように変化するか楽しみです。
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by tukuruken | 2007-10-30 12:02 | 建築
コミ栓
伝統工法ではコミ栓がよく使われます。柱と梁をボルトなどでなく、木組みで継ぐ為の栓で、カシなど固い木が使われます。ボルトはどうしても緩みが出ますが、コミ栓ならいつまでもしっかりと木と木を引き付けておく事ができます。また、解体するのも容易なのです。
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カシのコミ栓。15ミリ角。うまく使えばこれ1本で1tもの引張力に耐える事もできます。
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秘密は穴の中。中の上部に黒い影が見えます。つまり、柱の穴と梁の穴が微妙にすらしてあって、コミ栓をたたき込むと柱と梁が引き付けられるのです。木がめり込む性格をうまく利用しているのです。
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by tukuruken | 2007-09-19 18:37 | 建築
フードマイレージとウッドマイレージ
フードマイレージとは、世界一輸入にたよる日本の食料を国産でまかなうとどのくらいのCO2削減効果があるかを分りやすくしたもの。CO2、100gで1pocoという単位をつけ、1人1日15poco(CO2、1.5kg分)の削減を目指そうという考えです。
例えば、輸入小麦の食パン1斤を国産のものにすると1.1pocoのCO2削減効果があり、エアコンの設定温度1℃分に相当するそうです。例えば、

 牛肉100g 0.23poco
 豆腐1丁 1.59poco
 とうもろこし1本 1.77poco
 さくらんぼ10コ 13.44poco
 アスパラ5本 17poco

さらに、食べ物以外でも、
 テレビ1時間 0.4poco
 レジ袋1枚 1poco
 待機電流 2.4poco
 自動車3km 2.22poco
 生ゴミ1kg焼却 7.8poco

フードマイレージのpoco単位は非常に分りやすいのです。
フードマイレージに対して、ウッドマイレージはまだあまり知られていないと思います。国内需要に十分な森林資源がある日本は、なぜか世界一の木材輸入国で木材の80%を輸入しています。ウッドマイルズ研究会のデータをpocoに換算すると、

 一般的な輸入材による木造住宅を国産スギヒノキの住宅 16400poco

平均30年と言われる住宅の平均寿命を60年とするだけでさらに2倍の削減になるし、廃棄物が出ないようにしたり、天然乾燥としたり、住宅は一般家庭がCO2削減に大きく貢献できる部門であり、反対にCO2を大きく増加させてしまう事にもなるのです。
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by tukuruken | 2007-09-06 17:22 | 建築
ヒノキ
年輪を数えると、127年生。「松下ヒノキ」、かつての地域ブランドで私の所のすぐ近くの山の木です。尾鷲ヒノキに代表されるように三重は全国で3番目のヒノキの産地なのです。写真のヒノキも年輪幅は0.5ミリ〜2ミリととても緻密で、赤みが強く、製材すると少し野性味がありとてもいい表情です。こういう地域材をどんどん使って家を建てています。
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by tukuruken | 2007-08-19 15:51 | 建築
フランクゲーリー
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ベルリンDG銀行。
建築家フランク・ゲーリーのドキュメント映画「スケッチ・オブ・フランク・ゲーリー」が伊勢の進富座で9/22から上映されます。
この写真は2002年にベルリンで撮って来た生写真ですよ。
建築は芸術か実用か?なんて言う人がいますが、そもそもその両義性があるのです。
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by tukuruken | 2007-08-07 13:32 | 建築
なぜ「木」にこだわるか
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この写真はあるお寺の築70年の庫裡の土台部分です。樹種はヒノキの4寸角で古材を使ってありました。これは昨年、スジカイを使わない耐震改修した庫裡です。
下部がボソボソになっているのは、70年間地面すれすれにあったため、ヒノキの白太部分が腐ったりシロアリにやられているのです。
しかし、そのボソボソ部分をほじってきれいにすると、この写真のようにその他の部分は非常に固く、しっかりしています。
もっとやられている部分もありましたが、十分修繕可能でした。おそらく建設当時は予算や資材が無く、白太含みの古材を土台に使わざるをえなかったと思います。
この建物は全体に材が細く、たくさんの古材が使ってありましたが、小屋裏に入ると細い材料を縦横に組み合わせ、下手な大工では到底できない創意工夫が見られました。

c0126684_18164789.jpgこちらは熊野古道馬越峠で見つけたヒノキの切り株です。
伐られてから少なくとも20年以上は経っていると思いますが、白太部分はやはりボソボソになっています。
しかし、芯の黒くなっている赤身部分は、金属で差しても固くしっかりとしています。
スギ、ヒノキなどの水に強い樹種ならば、常時湿潤状態でも赤身部分はこれほど腐れ、シロアリに対して耐力をもっているのが分ります。
単純に「木は腐る」というのは間違いなのです。
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by tukuruken | 2007-07-31 18:34 | 建築
現場レポート
c0126684_14403440.jpg伊勢市S邸。
外壁、土佐漆喰シェービング仕上が出来ました。
土佐漆喰は一般の漆喰とは製法が違い、海苔を入れず、かわりに藁スサと石灰を練り合わせて醗酵させます。非常に水に強いとされています。
塗った当初は少し黄色ですが、2〜3年で真っ白になります。
本物の土佐漆喰をあつかえる左官職人は、この地域でも非常に少ないのです。
戸箱のスギ板を張ったら足場がはずれます。
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by tukuruken | 2007-07-31 14:44 | 建築



人類の「ツクル」を多角的に研究する日記
by tukuruken