なぜ「木」にこだわるか
c0126684_189589.jpg
この写真はあるお寺の築70年の庫裡の土台部分です。樹種はヒノキの4寸角で古材を使ってありました。これは昨年、スジカイを使わない耐震改修した庫裡です。
下部がボソボソになっているのは、70年間地面すれすれにあったため、ヒノキの白太部分が腐ったりシロアリにやられているのです。
しかし、そのボソボソ部分をほじってきれいにすると、この写真のようにその他の部分は非常に固く、しっかりしています。
もっとやられている部分もありましたが、十分修繕可能でした。おそらく建設当時は予算や資材が無く、白太含みの古材を土台に使わざるをえなかったと思います。
この建物は全体に材が細く、たくさんの古材が使ってありましたが、小屋裏に入ると細い材料を縦横に組み合わせ、下手な大工では到底できない創意工夫が見られました。

c0126684_18164789.jpgこちらは熊野古道馬越峠で見つけたヒノキの切り株です。
伐られてから少なくとも20年以上は経っていると思いますが、白太部分はやはりボソボソになっています。
しかし、芯の黒くなっている赤身部分は、金属で差しても固くしっかりとしています。
スギ、ヒノキなどの水に強い樹種ならば、常時湿潤状態でも赤身部分はこれほど腐れ、シロアリに対して耐力をもっているのが分ります。
単純に「木は腐る」というのは間違いなのです。
[PR]
by tukuruken | 2007-07-31 18:34 | 建築
<< 中学生、職業体験 現場レポート >>



人類の「ツクル」を多角的に研究する日記
by tukuruken
link
カテゴリ
全体
日記
建築
道具考
現場レポート
汎用品
みえ木造塾
楽家セミナー
タグ
以前の記事
2011年 12月
2009年 01月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧